Roger(ロジャー)が接続出来ないとき
応急対処法のご紹介①
朝起きて学校へ行く時、時間がないときに限って補聴器が調子悪くなりませんか?そんな困ったときに、応急対処出来る方法をお知らせします。
補聴器だけでは聞こえにくい時に効果を発揮するデジタル式補聴援助システムRoger(ロジャー)ですが、近頃は補装具費基準額の改定もあり使用するお子さんが増えています。
Roger(ロジャー)は補聴器とワイヤレスマイクを無線接続して、マイクからの声を補聴器に届ける機器なのですが補聴器と接続出来ないトラブルが起きることがあり、店舗でも暑い時期になると特に、接続不良のご相談ご来店をいただくのですがこれから学校へ行く時だったり、すぐにお店に行けない時Roger(ロジャー)が使えなくなってしまうのは困ります。
そんな時に確認していただきたいのが、写真の部分です。
補聴器の電池のふた(受信機)を開けるとボリュームスイッチの下の部分に金属の板が4枚付いています。この金属の板と受信機の切片が汗などの汚れにより接触不良を起こしていることが多いです。
状態が悪くて金属板が腐食してしまっている場合は回復が難しいのですが、汚れているだけの場合はご家庭でもメンテナンスが可能です。
【応急メンテナンスの方法】
方法は簡単です。綿棒を用意していただき、汚れがひどい場合は消毒用のアルコールを少し綿棒に含ませてください。(アルコールが滲んで垂れない位)
金属板を綿棒でこすります。(受信機側の切片は触らないでください)
汚れている場合は全体的に金属板が黒っぽくなっているので、綿棒で掃除して4枚金属板が見える状態になれば接続が出来る様になります。
応急メンテナンスで回復した場合でも、念のため店舗で点検をしてもらってください。補聴器相談室ライカでもRogerの点検修理を行っています。
お預かりが必要な場合は、修理期間中Rogerの代替え機をお貸出しますのでお気軽にご相談ください。