補聴器の汗対策
電池のサビにご用心ください
最近は防水性能を備えた補聴器が主流になってきましたので、以前に比べると汗による補聴器の故障は少なくなりましたが、電池BOXを開閉する時に汗が電池BOX内に入ってしまうことまでは防げません。
実は電池は非常にサビやすいので、夏場は補聴器本体から電池を取り出して保管することをお勧めします。
汗に見立てた塩水に、電池を入れて変化を観察した実験写真をご覧ください。
開始早々1時間経過したころからうっすらと電池周囲の紙が茶色く変色し始め、約12時間後(1晩放置)には写真の様に腐食してしまいました。実際に、電池BOX内がサビだらけになってしまった状態の補聴器をご持参いただき、ご来店いただくケースがあります。
電池のサビは補聴器の故障など、大きなトラブルに繋がるケースがありますので、使用後は補聴器から電池を外して乾燥ケースで保管をお勧めします。補聴器本体が汗で濡れている時は、柔らかい布などで拭き取ってから電池BOXを開けてください。