補聴器安心貸出トレーニング

補聴器は2週間お試しでは不十分です!

良く聞こえていた時のきこえ方

良く聞こえていると会話は当然良く聞こえますが、周囲の聞こえなくても良い音=雑音も良く聞こえます。しかしいつも当たり前に聞こえるので、うるさいなと感じますが多くの場合気になりません。

この聞こえるのが当たり前の状態が、聞こえが悪くなるとどうなるのでしょうか。

聞こえが悪くなった時のきこえ方

難聴が進行して聞こえが悪くなってくると、会話が聞こえにくくなってコミュニケーション障害が発生します。同時に当たり前に聞こえていた周囲の聞こえなくても良い音=雑音も聞こえなくなります。そのため会話が少なくなり、一人で過ごす時間が増えます。本当は存在している周囲の雑音は聞こえないので、会話をしなければ静かで快適な環境で過ごすことになります。

この雑音が聞こえない時間=難聴を認識してから補聴器を使い始めるまでの時間が長いほど、補聴器の受け入れが難しくなってしまいます。

また、多少聞こえにくい状態でも大事な話は聞き返しをすると、大きな声でもう一度言い直してもらえるので理解出来ます。しかし伝わらなくても問題のない会話は、聞き返すと「何でもない」と言われ教えてもらえません。ご本人はのけ者にされたと悲しい気持ちになると思いますが、伝わらなくても良い話=どうでも良い話は言い直すのが面倒なだけなのです。円滑なコミュニケーションには、実はどうでも良い話がしっかり聞こえることがとても大切です。

補聴器を使った時のきこえ方

ご家族にうるさく言われて補聴器を渋々試してみたけれど、雑音ばかりうるさく聞こえて役に立たなかった…。こんなご経験をされている方が多いので、近年補聴器販売店では購入前に体験のため貸出を受けられる様になりました。しかし多くの場合、貸出期間は2週間です。

補聴器を使ってうるさく感じてしまうのは、周囲に存在する聞こえなくても良い音=雑音が補聴器を使うことで急に聞こえる様になってしまうためうるさく感じてしまいます。一般的には補聴器の使用を続けることで、聞こえなかった音が当たり前に聞こえる様に、聞こえの感覚が変わっていきます。そうすると雑音がうるさく感じなくなるのですが、2週間では中々慣れないことが多いです。また、雑音をうるさく感じない様に、補聴器の音量を小さく調整をすると会話が聞こえ難くなってしまう場合もあるので、十分な効果を感じることが出来ないケースもあります。そのため貸出期間が2週間では不十分だとライカでは考えています。

補聴器安心貸出トレーニング

そこでライカでは、6週間の貸出期間を設定する補聴器安心貸出トレーニングを実施しています。役に立つ補聴器を手に入れるため、2つの目標を設定しています。

目標1.補聴器がご自身で上手に使用することが出来る

目標2.聞こえの改善をしたい場面で、補聴器を使用して会話が出来る

上記2つの目標を実現するために、補聴器の専門家である認定補聴器技能者が、お客様と二人三脚で補聴器使用のトレーニングを一緒に行います。補聴器使用開始直後は、雑音の受け入れが出来る控えめの音量で使い始め、音に慣れてきてうるさく感じなくなってきたら、徐々に目標を目指して音量を大きくしていきます。この段階的な調整を行うことが補聴器を使用するためにはとても重要です。2週間の貸出期間では不十分なので、ライカでは6週間のお貸出期間を設定しています。

ご購入までの流れ

6週間のお試し期間中に、お客様落お一人お一人に合わせた最適なアフターフォローを行い、取扱いのご説明と、再調整を行って参ります。お貸出トレーニングで補聴器の効果にご納得いただけましたら、ご購入をお願いいたします。

貸出トレーニング中の進捗は、専用の測定機器を使用した補聴効果測定を実施して、お客様と毎回共有いたします。客観的な聞こえの改善効果を目に見える形で確認出来ますので、ダイエットに取り組んでいる時の体重の減少の様に、楽しく補聴器をお試しいただくことが出来ます。6週間で目標を達成できなかった場合は、ご相談の上お貸出期間の延長も可能です。また、6週間お試しいただいた後、万一補聴器の効果にご納得いただけない場合は、ご購入を見合わせることも可能です。ご購入が必須条件ではありませんので、ご安心ください。